水平釜の内釜止め

修理ブログの方で良く出てまいります言葉ですが
水平釜の内釜の周り止めの変形や位置ズレによって
内釜が回ってしまい故障に繋がります。

ご自身で弄られるには、ある程度の知識が無いとダメですし
モデルによって弄りにくいものもあるのですが
内釜止めは内釜に掛る量が少し多い方が
不慮の故障を未然に防げる事が多い気がします。

とはいえ、内釜止めを上げ過ぎると上糸抜けが悪くなりますし
糸抜け時の音が高くなってしまうのですが…。

生地を針板内に食い込ませたり
糸を釜に絡めてしまった後は
内釜止めの位置をチェックしてみると良いです。
位置ズレ、変形してしまっている可能性がございますので。

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針折れ後の異音

水平釜ミシンで針が折れたり布地を食い込ませたりした後
『普通に縫えるけど「シャカシャカ」とした異音が出るようになった』
という事が良くございます。

原因は内釜(ボビンを入れる黒い釜)の傷です。

針が折れた際に
針で突いてしまったか
内釜が水平回転せず
外釜で傷を付けてしまったか
どちらかの原因が多いのです。

とりあえず↓の手順で
音のチェックをしてみましょう!

・まず針を外し
 針板も外し
 内釜(黒い釜)を外して
 糸を一切掛けずに空動作してみて
 擦れる音がするかどうかをチェック。

・↑で音がしなければ
 針だけ新しい物に交換し
 同じように空動作をしてみて
 音のチェックを。

・恐らく、↑の時点でも音はしないはずです。
 疑われますのは
 やはり内釜の傷です。

・とりあえず内釜を入れて
 シャカシャカ音がするかをチェックして下さい。
 音がしたら内釜の外周をチェックし
 バリのような傷があれば
 600~800番程度の紙やすりで
 滑らかに軽く研磨して下さい。
 その後、釜と内釜にミシン油を注油して下さい。

内釜では無く外釜に傷が入ってしまうと↑では解消しません。
外釜の傷はプロにお任せ頂いた方が安心です。

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