タグ: 釜の傷

高知県高岡郡から宅配ミシン修理のご依頼を頂きました
JUKI職業用ミシンSL-280EXです。

メーカー整備済みの中古品を購入したが
使用する前に当店にて一通り分解メンテナンスをして欲しい
そんなミシンを触らせて頂きました。

まず外装の見た目ですが
磨かれた様子はございませんが
わりと程度が良さそうな感じで
使用感も少なく経年感も余り感じませんでした。

軽く動作チェックしてみましたら
動作音の大きさと糸調子に少し違和感を感じました。

その後、早速、分解してみましたが
古い感じのホコリが釜周辺に詰まっていて
糸も絡んだままですし
釜には針折れ時の傷が複数あり
劣化したグリスもそのまま拭われておらず
内部のクリーニングは一切されていない状態と判断できました。

他にもボビンケース内の汚れ
糸調子ダイヤルの取り付け位置ズレ
上糸抜けの悪さなども確認できました。

一通り分解メンテナンス修理をさせて頂き
外装のクリーニングまでさせて頂き無事に終了致しました！

今回の修理ポイントは
整備済みの整備がいつおこなわれたものなのか
本体の程度状態
想定外な故障の有無でした。

JUKI SLシリーズで多い故障は
プーリーが固くて回らない
布送りが悪い
糸調子が悪い
上糸が切れる
下糸が巻けない
スリップ（空回り）する
自動糸切り故障
などが代表的なトラブルです。

メンテナンスは「tetettaミシン教室ブログ」をご覧下さいませ。

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