メンテナンスを自分で(職業用ミシン編)

JUKIミシンの「SPUR」を例にメンテナンスポイントをご説明致します。

普段から針板を開けてのお掃除はされていらっしゃると思いますが
見える範囲内でホコリや糸クズを取り除きましょう。
自動糸切りモデルは糸クズが多くあるはずです。
は注油ポイントです↓

↓の赤い矢印の溝に注油してください。

左の面板カバーも時々開けて
ホコリ等のお掃除と針棒への注油をしましょう。
上部の注油穴からだけでも構いませんが
使用頻度が高い方は直に綿棒などでミシンオイルを塗ってあげると良いです↓

上記以外は分解しないと出来ませんので
まずは背中側を下にしてミシンを寝かせ
のボルトを外して下さい。
メーカーや機種によりボルト本数は異なりますが
だいたい似たような感じです↓

手前と奥側にある下軸ですが
この赤部分も注油ポイントです↓
(反対の右側にもあります)

釜に針で当てた傷がある場合には
800番~1000番くらいのサンドペーパーを当てて
軽く擦って傷を滑らかにしましょう。
削った後はミシンオイルを塗っておいて下さい↓

この辺りの可動部も注油ポイントです↓

今度は上部になりますが
上部カバーを外す際は機種によってもコツがございます。
とりあえず注油ポイントだけご説明致しますと
やはり上軸の天秤可動部は全て注油ポイントになります↓

上部右側の注油ポイントですが
基板やベルトには注油しないで下さい。
基板の下には回転センサーがございますので
注油したりパーツ破損させたりしないようにしましょう↓

以上がJUKI SPURを例にしたセルフメンテナンスのポイントとなりますが
古い機種ですとボルトが固くて開けられないという事もございます。
そんな場合には無理せずに一度プロにお任せ下さい。

外した底カバーは洗ってしまうとサッパリしますよ。

最後に…オイルは「ミシンオイル」のみです。
手芸店やホームセンターで販売しておりますので簡単に入手できるでしょう。

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